腎臓内科

特長について

腎臓病は、悪くならないと症状が出ないので、発見された時にはひどい状態になっていたことがよくあります。腎臓の力は弱ってしまうと元に戻ることはあまりなく、透析になってしまいます。当科では、尿検査異常から透析療法まで対応しています。慢性腎不全の食事療法の指導、透析療法とそれ以外の治療方法説明など行っています。

透析は、泌尿器科と協力して月曜日から土曜日まで行っています。旅行などによる臨時透析も行っていますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。

腎臓内科

漢方診療については、東洋医学的な観点から、エキス剤による治療を行っています。一般的な診療の補助的治療、対応困難な場合の治療を主体にしています。漢方関連病院・クリニックからの受け入れや紹介も行います。

透析までの期間と血清クレアチニン値の関係

腎臓内科としては、腎機能低下抑制に務めますが、経過によっては進行・透析導入となります。紹介患者のうち、2012年以降に血液透析に導入された慢性腎臓病(CKD)患者53人の、紹介時の血清Cr値と透析導入までの期間について回帰曲線で検討しました。CKDの原疾患は、糖尿病が26人、腎硬化症が14人などで、平均年齢は70.5歳、男性36人、女性17人でした。回帰曲線での検討結果から、紹介受診時の血清Cr値が2㎎/dのとき、透析までの期間は受診後約65ヶ月という結果でした(r=0.642)。糖尿病ではもう少し短く、50ヶ月となりました(r=0.722)。

透析までの期間と血清クレアチニン値の関係●は糖尿病、■は腎硬化症、◆は嚢胞腎、▼は腎炎、✖は造影剤腎症、▲は不明

この結果は、けっして血清Cr値2mg/dLで64ヶ月後に透析になるという意味ではありません。かかりつけの先生方と患者さんに、このレベルからの養生が非常に大事であり、腎機能が悪化しないように生活、食事、腎悪化因子の対応をしっかりしていきましょうというメッセージとお考えください。そのためにはかかりつけ医と腎臓専門医との併診が重要と考えます。ご協力を宜しくお願いします。

担当医師

院長補佐・診療部長・腎センター長・腎臓内科部長小路 哲生(しょうじ てつお)

出身大学
香川医科大学 / 昭和61年卒
専門分野
  • 腎臓内科
  • 透析内科
  • 東洋医学
資格
  • 医学博士(平成2年取得 香川医科大学)
  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
  • 日本腎臓学会認定腎臓専門医・指導医
  • 日本透析医学会認定透析専門医・指導医
  • 日本東洋医学会認定漢方専門医・指導医
  • 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
  • 日本医師会認定産業医

主な対応疾患

腎臓病、透析、医療用エキス顆粒主体の漢方治療